シサムコウボウさん



日付:2011年10月11日 18時01分

内容:

「シサムコウボウ」(external link)

フェアトレードに詳しい方は、ご存知のことと思います。

京都は百万遍に、有志の人たちで設立されたのが1999年。
以来、手仕事のぬくもりあふれる家具や再利用雑貨と、
フェアトレードの商品を開発、輸入販売しているお店です。

現在は、京都の六角新京極にあるお店のほか、大阪の南堀江や樟葉、神戸の岡本や三宮にもお店があり、まさにフェアトレードの老舗!
近畿地方を中心に、各地でフェアトレードの普及に努めていらっしゃいます。

実は、まごころ地球便のスニーカーも置いて下さっています。

まごちきゅとシサムコウボウさん

お店は、KUZUHA MALL店(大阪)の様子です。
秋の装いに衣替えされたばかりだそうですが、
まごころ地球便の靴たちも、そこにご一緒しています。

まごちきゅとシサムコウボウさん

靴について、とてもわかりやすいパネルを作って下さっています。
「くらしきピースフィルム実行委員会」の小冊子『もうひとつの』も展示配布して下さっています。

まごちきゅとシサムコウボウさん

「シサム」って、聞き慣れない言葉ですよね。
実は、アイヌ民族の言葉だそうです。

現在では知る人ぞ知る、という状況かもしれません。
アイヌの人々はかつて、現在の北海道、サハリン/樺太、クリール/千島を中心に暮らしていた、歴史的にも独立した民族でした。

森や鳥獣と共生し、共同体を形成していました。

16世紀に、松前藩が、サケや毛皮の交易独占を狙って、今の北海道地域にやって来ます。
以後、「日本の商人」が経済利益を求めて交易拠点を開発します。

そこに、封建的な奴隷制度をしき、アイヌの人たちを巻き込みました。

「日本は単一民族」という幻想が流布され、
アイヌへの抑圧、アイヌ文化・共同体の衰退は進んでゆきます。

現在でも社会的、精神的な差別は残っています。

文化の伝承の重要性、アイヌ語の存続の大切さ。
そして何より、民族という枠組みを超えた、多様性の相互尊重の実践。
アイヌの人々の間には、こうした取り組みを今でも一生懸命行っている人たちがいます。

「アイヌ」とはアイヌ語で「人間」という意味。

アイヌのある人の言葉です。
「わたしたちは、日本人がものを奪えるだけ奪っていく姿を見て来た。後でどうなるかは気にしない。いくら稼げるかだけが問題なのです。しかしお金より大切なものがある・・・寛容さ、弱者への配慮、広い心、大地への思いやり。わたしたちは、日本人に対してもっと訴え掛けるべきなのです」(『写真集 世界の先住民族 ー危機に立つ人びと』、アート・デイヴィッドソン著、明石書店、1996)

アイヌの文化は、地球上の先住民の人たちの生き方に共通しているとおり、
大地への感謝、いのちへの感謝、そして分かち合いを大切にする。

シサムコウボウさんの「シサム」。
アイヌ語の意味は、「隣人」。

『世界中の人たちと、「隣人/シサム」としてつきあいたい。』

シサムコウボウさんの想いは、
アイヌの温かい心と通じています。


コメント:

2011年10月15日 2時47分  シサムコウボウ KUZUHA MALL店さんのコメント:
シサムコウボウ KUZUHA MALL店のアラキです。

こんなにもご丁寧にご紹介いただきありがとうございます!
アイヌやネイティブインディアンの方々からは、今のわたしたちが学ぶべきことがたくさんありますね。
これからも生産者達とよき隣人(パートナー)として、温かい想いを大切にしたお店を続けていきたいと思います。

まごころ地球便さんのスニーカーは履きやすいので2足目をお求めになる方も多いです。
お二人の活動から学ばせていただくこともたくさんあります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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